ファシリティドッグとは
ファシリティドッグは、病院などの特定の施設で、職員の一員として活動するために、専門的なトレーニングをつんだ犬です。
入院中のつらさにそっと寄りそう「心のケア」を得意としています。子どもたちのストレスを軽減する効果は、研究でも少しずつ明らかにされているそうです。
ファシリティドッグの大きな特徴は、病院など毎日同じ施設に勤務し、その施設での個々のニーズに合わせた活動を行えること、時々訪問して触れ合うという短い時間ではなく、多くの時間を同じ犬と繰り返し過ごしていただけることです。
勤務する施設のスタッフとして扱われ、患者との交流などを業務として行います。
広める価値のあるアイデア~TEDxShimizuで登壇!(2015年3月8日)
日本のこども病院における、初の常勤ファシリティドッグ・プログラム
日本で初めて病院にファシリティドッグが「常勤」するプログラムを、私たちは2010年1月に静岡県立こども病院でスタートしました。2012年7月からは神奈川県立こども医療センターにて、そして2019年8月からは東京都立小児総合医療センターで活動を開始しております。
私たちは、アメリカで子犬の時から確立したトレーニングを受けたファシリティドッグと、ハンドラーとしての専門的なトレーニングをつんだ臨床経験のある看護師をチームとしてそれぞれの病院に派遣しています。
病院という、犬にとってストレスの多い環境に適応できるファシリティドッグを育てるには、気質や血統を何代も遡り、信頼性の高い犬を選び出す必要があります。さらに、子犬の頃から適性を厳しくスクリーニングし、専門的なトレーニングプログラムを持つ施設でトレーニングする必要があります。しかし、そのような専門的な施設は現在日本にはありません。そのため、シャイン・オン!キッズのファシリティドッグとハンドラーはAssistance Dogs of Hawaiiのトレーナーから専門的な訓練を受けています。
また、ハンドラーにはボランティアの方でなく臨床経験のある看護師を採用することで、病院内におけるリスクを最小限におさえ、患者のご家族や医療スタッフにも安心していただくことができます。看護師としての経験は、動物介在療法の実践とデータの収集に役立ちます。
具体的な活動内容
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病院では、子どもたちの部屋を訪問し、体をさわったり撫でてもらったり、ボール遊びをしたりします。ベッドで一緒に添い寝をすることもあります。また、つらい検査や処置の時に傍について応援したり、手術室まで一緒に行ったりします。
ファシリティドッグを見つけた時の子どもたちの表情の変化には素晴らしいものがあります。 また、子どもたちだけではなく、子どもたちに付き添いをしているご家族にとっても大きな支えとなっています。 |
お願い |
ファシリティドッグプログラムやハンドラーについてのお問い合わせは、シャイン・オン!キッズ(fd_sok@sokids.org)宛にお願いいたします。各病院へお問い合わせをされませんよう、どうぞお願い申し上げます。
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ファシリティドッグの活動に寄付をお願いいたします。
ファシリティドッグの活動は皆さまからの寄付によって成り立っています。
より多くの子どもたちがファシリティドッグを支えにして治療をがんばれるよう、
どうか皆さまのご支援をお願いいたします。
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