
治療ひとつひとつにビーズの種類が決められています。
子どもたちが1週間に受け取るビーズの数は約25個です。
ビーズ・オブ・カレッジ プログラムとは
ビーズ・オブ・カレッジ(Beads of Courage®=勇気のビーズ)は医療現場から生まれたもので、アメリカの小児腫瘍科で看護師勤務経験を持つジーン・バルーシ氏によって考案されました。重い病気と闘う子どもたちが自らの回復力や抵抗力を高められるように考えられた、人間の持つ治癒力に根ざした介在法です。すでにアメリカ、日本、ニュージーランド、カナダ、イギリス、アイルランド、スコットランドにおいて合計260以上の病院に導入されています。 このプログラムは、小児がんや重い病気の子どもたちが自分の闘病生活での治療過程を記録し、勇気や頑張りを讃えるものです。 |
はじめに子どもたちはアルファベットのビーズで自分の名前を作ります。それからいろいろな種類の治療を乗り越えるたびに、それぞれの治療を象徴する何種類ものビーズが医師や看護師、セラピストなどから手渡されます。 子どもたちはビーズを集めるのが楽しみになると同時に、自分の乗り越えてきた治療を振り返り、勇気や希望を実感するようになります。
小児がんの子どもたちが集めるビーズは、平均でひとり900個にもなります。それほどの数の治療を受けるということは、子どもにはとてもつらいことです。ビーズという形のあるものを精神的な支えにして、つらい治療にも勇気をもってむかうようになり、自らの言葉で医師や家族、第三者に自分の治療過程を語り、患者の子どもも周囲も前向きになれるようしっかりと支えていくプログラムです。なによりも素晴らしい面は、子どもたちが自我をもち幸せを感じられるということなのです。
期待される効果:
- 病気に対するストレスの軽減
- 治療に対し、子どもたちが自ら前向きにとりくめるような心理的サポート
- 子どもたちが、自分の病気に対し自分なりの意味を見つけられるようなサポート
- 重い病気の治療に取り組む子どもたちに自己意識を取り戻させるようなサポート
- ビーズという形のあるものを介在し、治療過程や治療後の体験を子ども自らが語りやすくさせる
日本におけるビーズ・オブ・カレッジ
ビーズ・オブ・カレッジは、シャイン・オン!キッズが日本に導入いたしました。シャイン・オン!キッズは、日本においてビーズ・オブ・カレッジ® プログラムを展開できる唯一の組織として本国アメリカのビーズ・オブ・カレッジから承認されています。
このプログラムの導入を希望する全国各地の病院に対して必要な素材およびトレーニングは、すべてシャイン・オン!キッズが無償で提供しています。国内の導入箇所
私たちは、アメリカの法人団体ビーズ・オブ・カレッジのグローバルパートナーとして、このビーズ・オブ・カレッジプログラムを日本の病院に広めることが出来ることを嬉しく思います。
より多くの病院に導入するために、どうぞ皆さまのご支援をお願いいたします。
あなたのご支援で、より多くの子どもたちがビーズ・オブ・カレッジに参加できます。
ご自分にあった、継続して寄付が可能な金額をお選びください。
15,000円で、ひとりの子どもの一年分のビーズ(約900個)が用意できます。
![]() 1年間に患者が受け取るビーズ ![]() |
「寄付する」ボタンをクリックするとPayPalの送金画面に移動し、クレジットカードでご送金いただけます。 ※お選びいただいた金額が、毎月あるいは毎年一度、自動的にクレジットカードから引き落しされます。途中で自動引き落としのキャンセルをご希望の場合は、donation@sokids.orgまでお申し出ください。 |
一回の寄付、銀行振込、郵便振込についてはこちらのページをご覧ください。
プログラム概要
ゴール | : | 病気に対するストレスの軽減、治療に対する積極的で前向きな姿勢を身につける、自分の病気に対し自分なりの意味を見つける、重い病気の子どもたちに自己意識を高めてもらう |
ニーズ | : | 小児がんの治療を受ける子どもたちは、失望や悲しみ、とまどい、不安を感じている |
内容 | : | 各分野ごとに選ばれた医療専門家(看護師、臨床心理士、保育士など)がトレーニングを受けて「アンバサダー(ビーズ大使)」となる。アンバサダーは、小児がん治療1つ1つを象徴するカラフルなビーズを、入院患者及び外来患者に配ることが出来る |
プログラム・ マネージャー |
: | 下枝 三知与 |
導入箇所 |
※2020年6月現在:22病院 |
お願い |
ビーズ・オブ・カレッジプログラムについてのお問い合わせは、シャイン・オン!キッズ(boc@sokids.org)宛にお願いいたします。各病院へお問い合わせをされませんよう、どうぞお願い申し上げます。
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